「記憶」ではなく「印象」に残す授業

元塾講師の綴る、実践に基づいた教育論。日本の教育を、より良くするために。

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目次

最初の記事

第3章

落合元監督に学ぶコーチング ~Level2:先生が習得すべき「正しい教え方」~【第3章】【コラム②】

2004年から2011年の8年間にわたり、プロ野球中日ドラゴンズの監督を務めた 落合博満さんのことを紹介したいと思います。 落合博満さんは、現役時代は3冠王を3度獲得、また監督としても8年間のうち リーグ優勝4度という輝かしい成績を収めました。 その一方で…

先生は翻訳家に徹しろ ~Level2:先生が習得すべき「正しい教え方」~【第3章】【コラム①】

インターネットがこれだけ広まり、誰でも大量の情報にアクセスすることが 可能となった情報化社会において、先生の位置づけ・役割は以前と変わっている のではないか、むしろ変わるべきなのではないかと感じています。 最近の子供は、物心ついたときから身の…

「抽象」と「具体」の間を行き来し、その場に合った例え話を適宜引き出す ~LEVEL2:先生が習得すべき「正しい教え方」~【第3章】【07節】Level

1つのことを教える際の「たとえ話」を複数用意するためには、教える内容を 先生が抽象化して理解してるかどうかがポイントとなります。 教える者が、教える内容を抽象的概念として捉えられていれば、複数の例を 示さなければならない場合に、「抽象」と「具…

大切なことは、くどいくらいに説明する ~Level2:先生が習得すべき「正しい教え方」~【第3章】【06節】

前節 相手のレベルを知るには、実際にやらせてみるのが一番 ~Level2:先生が習得すべき「正しい教え方」~【第3章】【05節】 - 「記憶」ではなく「印象」に残す授業 において、相手が理解できていることを繰り返し説明するのは、時間の無駄に なりかねな…

相手のレベルを知るには、実際にやらせてみるのが一番 ~Level2:先生が習得すべき「正しい教え方」~【第3章】【05節】

前々節のこちらの絵 では、何かを教える際には、まずは相手の状況を把握することから始まると 説明しました。 相手が既に知っていること、理解していることを繰り返し説明してしまっては、 時間を無駄に消費するだけでなく、それを聞いている生徒にも 「それ…

教えるときにやってはいけないこと ~Level2:先生が習得すべき「正しい教え方」~【第3章】【04節】

次に「いくつかのやってはいけないこと」について考えてみましょう。 本節で紹介する6つのやってはいけないことを意識するだけでも、 生徒の授業に対する満足度はぐっと高くなること間違いないでしょう。 ここで紹介する「6つのやってはいけないこと」は、松…

生徒を導くプロセス ~Level2:先生が習得すべき「正しい教え方」~【第3章】【03節】

では、もし生徒が誤った方向へ向かってしまいそうになったとき、 もしくは生徒の方から質問があった時、どのように「教える」とよいのでしょうか。 本節では、「教える」プロセスを解説したいと思います。 イメージをこちらににまとめました。 これは、生徒…

教えるときの「1つの大事なこと」 ~Level2:先生が習得すべき「正しい教え方」~【第3章】【02節】

さて、まずは「教える」ことの「1つの大事なこと」について考えたいと思います。 これは即ち、 「そもそも『教える』とはどういうことなのか」 ということに他なりません。 まずは素直に広辞苑を開いて、「教える」を調べてみましょう。 おし・える ヲシエル 【…

「教える」の基礎 ~Level2:先生が習得すべき「正しい教え方」~【第3章】【01節】

さて、第2章ではNLPに基いた生徒との良好な関係の構築の仕方について説明しました。 このコミュニケーションを土台として、次に「何かを教える」ということについて 考えていきたいと思います。 一言に「教える」と言っても、おそらく人によって、それから連…

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