「記憶」ではなく「印象」に残す授業

元塾講師の綴る、実践に基づいた教育論。日本の教育を、より良くするために。

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もしよろしければ、ぜひ最初からご覧いただければと思います。

目次

最初の記事

最新の教育を施すことが求められる古い教育者 【エピローグ】【02節】

日本はこの20年間、「失われた20年」と呼ばれるほど、政治、経済、国際関係など

多岐にわたって多くの問題が付きまとい、”閉塞感”が国民を包み込む国として

推移してきました。

 

私のような、バブル経済を知らない世代からすれば、

「こうした閉塞感漂う国こそ日本なのだ」

と思ってしまう面も少なからずあります。

 

もちろん、こうした閉塞感から抜け出したいという気持ちは私自身強く持っています

し、同じ考えの方も多くおられるのではないでしょうか。


日本の100年後を明るいものに変えるためには、100年後の日本を創る子供たちに

変わってもらう必要があります。

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しかしその子供たちに教育を施している親や先生方が100年前の教育を受けて育ち、

その影響を大いに受けているという点が、国や教育を変えるために立ちはだかる、

1つの大きな課題であるように思います。

 

まして、時代の変化が急速な現代において、100年前どころか50年前、30年前の

教育スタイル・教育内容であっても、使い物にならないくらいに古いということに

なる可能性は十分あります。

 

時代の流れに沿った授業を展開するには、例えば、先生が教える内容を常に最新化

していく仕組みや、先生そのものを短期で入れ替えていくような仕組みが

必要なのかもしれません。

 

次の記事

先生の「自動アップデート」 【エピローグ】【03節】 - 「記憶」ではなく「印象」に残す授業

 

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